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チャン・ユジン（ヴァイオリン）

小澤佳永（ピアノ） 

メンデルスゾーン：ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調（1838年）

ストラヴィンスキー：ディヴェルティメント

グリーグ：ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ト長調 作品13

知・情・意のバランスが非常によく取れたヴァイオリニスト。ガダニーニによる美しい音色も魅力だが、作曲家の内面の声を音楽にすることが出来る可能性を持った演奏家である。それは弦楽四重奏団のメンバーとして活動している経験から来るものかもしれない。音楽をよく聴き、それを表現する。それが自然に出来る演奏家はなかなか居ないと思うし、ユジンはそれが出来る演奏家である。今後の活躍にも期待したい。   (片桐卓也)

2017年6月28日-29日 日立システムズホール仙台（仙台市青少年文化センター)にて収録