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ヴァーツラフ･ノイマン（指揮）
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

巨匠ノイマンのマーラーのハイブリッド・シリーズ第5弾は、天国的な美しさや楽しさが歌われる交響曲第4番です。晩年のノイマンによる当録音では、非常に自然で端正な音楽を奏でながらも、その中から滲み出るような深く極上の美しさを紡いでゆきます。牧歌的であり柔らかな響きを木管楽器から、美しく崇高な天上の調べを弦楽器群から感じ取ることが出来ます。また、当盤のソプラノのパメラ・コバーンは、かのカルロス・クライバーが最も高く評価した歌手で、特にクライバーの指揮の下に演じた「こうもり」のロザリンデ役によって一躍世界のトップ・ソプラノ歌手の仲間入りとなりました。彼女の歌声も、この名盤に華を添えています。ハイブリッド盤となりさらなるマーラーの天上界を導き出しています。

1993年11月22-27日
プラハ「芸術家の家」ドヴォルザーク･ホールにて収録