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ウラディーミル・アシュケナージ（指揮）
チェコ･フィルハーモニー管弦楽団

R.シュトラウス作品による数々の名盤を生み出してきたアシュケナージ＆チェコ・フィルのコンビによる1998年収録の幻の音源登場です。
一時代を築いた名手たちによる当時のチェコ・フィルの息吹が全編に満ち、「ティル」ではとりわけ今は亡きティルシャルの妙技が光ります。また「皇紀2600年祝典音楽」は1940年日本政府によってR.シュトラウスに委嘱され、これまで門外不出として出版されなかった珍品。銅鑼の荘厳な響きと大編成のオーケストラが織り成す大音声のうねりの中に、圧政下、最晩年の作曲家の叫びが聴こえます。
アシュケナージのもと、チェコ・フィルも天地を揺るがす大音声で鳴りまくり、凄まじい音圧で語るR.シュトラウスの世界です。

録音：1998年1月16日、2月21-23日
　　　プラハ「芸術家の家」ドヴォルザークホールにて収録